位置決めステージを安定的かつ正確に使用するためには、設置・使用する環境にも注意を払う必要があります。以下のような場所での使用は行わないようにしましょう。
粉塵やほこり、特に金属粉が舞うような環境は、ステージ内部への異物混入によって可動部の動作不良を引き起こす可能性があるため、使用は避けた方がよいでしょう。
日光や熱などに直接さらされる場所では、ステージ本体の温度が上昇し、部材の熱膨張によって精度が低下することが懸念されます。
また、温度変化の激しい場所で使用する場合も、材料の熱膨張や収縮により精密な位置決めが妨げられることがあるため、使用前にステージをその環境温度に数時間なじませるといった事前の対策が必要です。
ガスの影響により、位置決めステージにダメージが与えられ寿命が短くなる懸念があります。
ガイド部や駆動系のサビや摩耗が発生し、ステージの寿命や性能に悪影響を及ぼす可能性があるため、使用は避けてください。また、塩分や有機溶剤の多いところも同様に腐食などのリスクがあるため注意が必要です。
位置決め精度が著しく損なわれる可能性があります。また、衝撃によって位置決めステージへ破損が発生するリスクもあります。
使用できる環境は10度から50度、湿度は20~70%の非結露状態の場所が使用可能です。
また、推奨される環境として、22度から±5度の範囲、推奨湿度は60%の ±10%で非結露状態の場所が挙げられます。
圧電素子を金属ケースなどに封入している「高耐久性モデル」の位置決めステージであれば、ある程度の温度・湿度に耐えることが可能です。ただしどのような環境下でも使用できるとは限らないため、取り扱っている位置決めステージのメーカーに使用環境について確認を行っておきましょう。
位置決めステージを真空環境で使用したい場合は、通常の大気仕様の製品では対応できないことに注意が必要です。もし真空中での使用を検討している場合は、あらかじめ真空対応の専用ステージを選定しておくとよいでしょう。製品によっては、グリース交換によって真空下で使用できる場合もあります。
使用することで塵が発生するリスクがあるため、一般的に用いられる位置決めステージの使用はできません。発塵量を抑える専用の潤滑剤に交換する、あるいはクリーンルーム内で使用可能な位置決めステージを用いることで使用することができます。
位置決めステージを動作範囲の小さい順に並べると、ピエゾステージ・ステッピングモータステージ・リニアモータステージの3種類に大きく分類できます。充実したラインナップから選べて、いざというときはカスタム開発もできるおすすめメーカーをご紹介しているので、依頼先選びの参考にしてみてください。
引用:フィジックス テクノロジー公式サイト
(https://physix-tech.com/index.html)
引用:コムス公式サイト
(https://www.coms-corp.co.jp/)
引用:日本トムソン公式サイト
(https://www.ikont.co.jp/)